2006年3月アーカイブ

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 今日、メコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の播種をしました(写真左)。一回目は昨年の11月に播いたので、これが二度目の播種です。いつもはセルトレイに播種するのですが、今回は試しにガーデンパンにばらまきしました。播種は早い反面、植え替えが必要なので、どっちが良いかは今後の状況次第です。RHSではこうしているみたいなので、あながち間違ったやり方ではないようです。
 一回目に播いたものは発芽は順調で、今頃、大苗になっているはずだったのですが、途中で子葉が枯れてしまいました。このまま全滅か?と思っていたら、3月になって本葉が出始めました(写真右)。生長点は生きていたようです。枯れてしまった原因は冬とはいえ暑すぎたのが原因かな?と考えています。でも、ビニールを開けすぎると外の寒気がもろに進入してくるし、開けなきゃ枯れるし・・・真冬の温度管理はなかなか難しいですね。
 今頃種を播いても、花を見られるのは来年の5月です。それも、無事夏を越せればの話です。
 皆さん、祈っていてください。

 今回は季節の話題を・・・
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 雪が降ると道路や歩道の雪は除雪車で脇に寄せられます。シーズン中は連日続くので、やがて雪の壁になります。そのままでは除雪も困難になりますし、視界も狭められて危ないので、たまった雪を河川敷の雪捨て場へダンプで運びます。これを排雪といいます。その状況が左の写真です。
 河川敷に捨てられた雪はそのままでは、川が増水した場合、水をせき止め洪水の危険があるので、3月半ば頃になるとブルドーザーで雪を広げ、融雪を促します。これを雪切りといいます(右の写真)。表面積を大きくすることで、早く雪が解けるようになるわけです。この雪切りを2~3度ほど行うことで、ゴールデンウイーク頃にはこの雪もほとんどなくなります。

 花に限らず、自分が買う(売る)ものは誰が、どんなところで、どうやって作って(売って・買って・使って)いるのかを知るということは、良いものを作る生産、良いものを売る店、大切に使う消費者、すべてにとってプラスに働くと思います。
 でも、実際はそういったトータルでの情報共有ができることはまれで、せいぜい自分の後のチェーンの情報を得るのが精一杯で、ましてや自分自身の情報も発信していない事が多いのが現状です。唯一の情報はクレームという形だったりするわけです。
 生産の現場は、とかく重厚長大が高品質の証と信じ、そこにまい進している感があります。そういった花はどのようにも使えますし、高値で取引されていますから、あながち間違いとは言えませんが、実際に花屋さんにお会いして話を伺うと、最近はそういった使い勝手より、むしろ花持ちを重視する花屋さんが増えてきています。
 お客さんにできるだけ長く花を楽しんでほしい。そう考えるのは生産者も花屋さんも共通の願いだと思います。ところが、この花持ちというものは目に見えない品質ですから、表示や確認のしようがありません。水管理や温度管理に気をつけて、花持ちを良くしようと努めてはいますが、それとて実際には確かめようがない。そうなると花屋さんとのコミュニケーションが大事になってきます。
 実際に扱っている花屋さんからは客観的な評価を受けることができます。さらに、花屋さんや消費者の要望も聞くことができます。また、逆に花屋さんも生産者を知るきっかけができ、安心して花を購入できるようになると思います。
 現在の切花の流通は生産者、市場、花屋、消費者というように流れます。基本的なものの流れである生産、販売、消費の中に市場が入ることで、物の流れは上手くいく反面、情報の共有はむしろ阻害されている気がします。
 市場の役割は生産者と販売店のマッチングであり、物だけでなく情報の取り次ぎをしてこそ意味ある機関であると思います。逆に言えばこれからの市場はそこまでやらなければ、淘汰されていく時代になるとも言えます。もちろんそれは他人事ではありません。生産者である私自身も責任を持って情報を発信していきます。
 生産者がすべきこと、市場がすべきこと、花屋さんがすべきことを明確にし、お互いの仕事を理解することで、本当の意味で高品質の商品を消費者に届けられるようになるのではないでしょうか。

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 今日は、明日のセリ日に合わせて花を市場に出荷してきました。札幌まで往復2時間ほどのドライブでした。気温は暖かくて春らしいんですが、雪はまだまだありますねー。函館の方ではトラクターで作業しているところもあるというのに・・・。北海道は広いです。

 先日の打ち合わせ取材での会話。

 ディレクター(以下D)「花を出荷するときは一箱に何本入れるんですか?」

 私「原則、50本です」

 D「当日は箱に48本詰めておいていただいて、現場で2本切って50本にして、こういう風に出荷しています。という具合にできますか?」

 私「花は1本ずつ箱に入れるわけではなく、10本とか25本とかの束を作って、それを箱に詰めるんです」

 D「それでは、その場で一束作ってもらって・・・」

 私「切花は、切ったそのままで出荷するわけではありません。必ず、水揚げをし、余分な葉や花を調整し、長さやボリュームを揃える撰花作業を行います。ですから、今日切った花は早くても翌日でないと出荷できません」

 結局、出荷のシーンはなくなりましたが、”切花はいかにして切花になりうるのか”をもっとPRしなければいけないなと思った一コマでした。

 農業の現場では苗半作とか苗七分作と言って、苗を上手に作れれば、収穫も良いものが取れると言われています。切花も例に漏れず苗半作なんですが、収穫したものの鮮度を保つ技術も同様に必須の作業なのです。

 植物はエチレンという老化物質を出すため、それが花の落下やしおれにつながります。特に、カーネーションやデルフィニウム、スイートピーなどは影響が大きい花の一つです。そのため、切った花をそのまま花瓶に生けても、長持ちしないものが多いのです。ですから、生産者は収穫後にエチレンの作用を抑える鮮度保持剤(STS)で水揚げします。この剤の登場によって、今まで切花にできなかったものが流通するようになりました。
 また、エチレンにそれほど影響を受けないけれども導管(茎の水を吸う部分)にバクテリアが繁殖して、水揚げを阻害してしまう植物もあります。バラなどがこれに当たります。この場合はバクテリアの繁殖を抑える鮮度保持剤を使い、水揚げを促します。
 この他にもカスミソウやスターチスのように小花がたくさん付く花は、エチレンの影響の他に、つぼみまできちんと咲かせられるように糖分の入った鮮度保持剤を使い,出荷しています。
 その他にも鮮度保持剤はありますが、このように生産者は花の種類に応じて、適切な鮮度保持(前処理と言います)を行っています。そして、花屋さんは水揚げをきちんと行ったり、養分補給のための中処理を行っています。

 このように、前処理、中処理を終えた花が店頭に並びます。そして、最後に花を買ったお客さんが、水をこまめに換える、水に糖を入れてやる、水切りをする、といった後処理をすれば、十分花持ちが良くなります。

P3200003.jpg 今日は札幌テレビ(STV)の「どさんこワイド」に我が家のラナンキュラスが紹介されました。今日は月形町の話題ということで、特産物の切花紹介で登場しました。とはいえ、しゃべっていたのは妻とレポーターの木村洋二さんだけで、私は亡霊のように映っていただけでした。本当は私は花切りをする予定だったのですが、カメラマン氏の「アップで撮るから切らなくてもいいよ」の一声で没になりました。
 中継は5分程度でしたが、電話や現地での打ち合わせ、中継車の電波試験等で事前にディレクターの方が来られ、当日はきちんと台本が出来上がっていました。それを元に今日は30分ほど前から、話す内容や立ち位置の確認をてきぱきとし、あっという間に本番。
 カメラの周りには音声担当の人、時間を計って指示を出す人、コードを扱う人やモニターを持つ人、細々世話をする人等、総勢7~8人のスタッフがいました。それに中継車の中には指示を出すディレクターがいたりと、一つの番組作るのにかなりの時間と経費がかかっているんだなーと感激しました。
 ただ、今日は久しぶりの吹雪に見舞われました。スタッフの方々は道路から50m以上も離れたビニルハウスまで機材の運搬等お疲れ様でした。この天候も月形らしいといえば、月形らしいですけどね。
 蛇足ですが、木村洋二さんって普段の話し方から、あんな感じなんですね。物腰柔らかいし、ものすごく滑舌がいいんです。さすがプロ、好感度アップです。
 写真は吹雪の中の中継車です。寒そうでしょう。

 Movable Typeはサーバー借りたりとか、使い方を勉強するのに時間がかかるので、とりあえず、ブログのリンクを利用して、HPとくっつけてみました。
 このブログのソースをGoliveで読み込んで、見た目はブログに似たものを作ってみました。ただ、CSSのことはまったく分からないので、下手に編集するとスタイルががらっと変わってしまったりで、おそるおそる編集しました。もしかしたら、ブラウザによってはスタイルが崩れてしまうかもしれませんので、もしそんなことがあったら、ご連絡いただければありがたいです。
 でもこれで、HPはそれほど頻繁に更新する必要もなくなり、ブログの方に専念できそうです。

今日の月形
 先日、「雪も落ち着き、春めいてきました」などと書いたのもつかの間、昨日、今日は大雪でした。30センチほど積雪が増え、久しぶりに除雪機が活躍しました。この時期に降る雪は湿気が多いので、重くて時間がかかります。下もアイスバーンが融けて土が出つつあるので、走行も安定しません。雪と土が相まって一番汚くなる時期でもあります。
 それでも気温は確実に上がっていて、ビニルハウスの暖房の給油間隔がだいぶ空いてきました。燃料高なので助かります。ただ、気がついたら空だったということもあるので、注意が必要です。
 ちなみに、この写真の奥に建つビニルハウスで、ラナンキュラスが咲いています。
 以上、季節の話題をお送りしました。

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「Mac de 農業」というからには、当然うちも農家です。というわけで、花の話を少々・・・
 私は北海道で切花を作っています。この辺は多雪地帯なので、例年2m近くは積もるのですが、今年はさらに雪が多く、小さいビニールハウスは雪に埋もれてしまいました。また、寒さと灯油高の影響で、冬の暖房費はかなりかさみました。
 それでも2月下旬から雪も落ち着き、だいぶ暖かくなってきました。これからは融雪作業と花切り、種まき作業が忙しくなります。シーズンにはいるとMacな話題より花の話題が多くなると思いますが、お付き合い願います。
 写真は現在出荷中のラナンキュラスです。赤・ピンク・黄・オレンジ・白と色とりどりです。きれいでしょう!花屋で見かけたら、「Mac de 農業」を思い出してお買い求めください。

 バッテリーリフレッシュサービスに出していたiBookのバッテリーが今日戻ってきました。2週間ちょっとのご無沙汰でした。昨日、アダプタで電源を取って作業していたら、横を歩いていた子どもに線を引っかけられ、見事?に電源が落ちてしまいました。これからはこんなことともおさらばできそうです。
 バッテリーと一緒に「ご使用に当たってのご注意事項」という紙が入っていました。
 それによると、バッテリーはその中のメモリーに満充電容量と現在の充電量を常に記録し、学習し続けていくそうです。そして、今回は古いバッテリーセルを新品に交換しているので、今までのメモリーにあるデータとは大きく異なっているそうなのです。そのため、最初の数回は完全放電と満充電を繰り返し、メモリーにバッテリーの容量の学習をさせてください。また、完全放電させるためにはスリープ機能をオフにして使用してください。という主旨のことが書かれていました。
 最初が肝心というわけですね。このバッテリーリフレッシュサービスは容量1.38倍アップという触れ込みなので、どの程度アップしているか楽しみです。妻のiBookのバッテリーと比較してみます。違いが分かれば後日報告したいと思います。

 ブログをやっていて思うのは、その更新のしやすさとコメント・トラックバック機能による双方向性、それと更新情報の入手のしやすさは普通のホームページに比べて格段に優れているということです。でも、ブログの場合、書きやすさや編集の容易さから、ついつい書き散らかしてしまうので、情報の整理整頓という点ではホームページの方に軍配が上がるのかなとも思います。
 さらに、今あるホームページとブログをどのように使い分けるかが難しい問題です。明らかにホームページの更新はおろそかになりそうなので、リンクを張りまくって上手く橋渡ししようかなどとも考えています。
 私がブログを作る際に参考にしているのは、“最強?無料Seesaaブログで簡単にホームページ作成!”というサイトなんだけど、ここを読んでいると、「ブログを極めたいなら、Movable Type(ムーバブルタイプ)!」とあるんです。そこで、Movable Typeを検索してると、“30代サラリーマンのためのMovable Typeで簡単!ホームページ管理”というサイトを見つけました。
 このサイトによると、Movable Typeを使うことで、ブログとホームページの長所を良いとこ取りしたホームページができ上がるというもの。自作のCGIが動作しなくてはいけないので、今のHPスペースではダメだけど、これを使いこなせれば、今の懸案事項ががとりあえず解決するようなのです。しかも個人の趣味使用なら無償だそうで、なんともすごい話です。
 でも、いずれにしても今年のうちにどうこうできるようなことではないので、ヒントをいただいたということで、追々勉強していきたいと思います。

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