海外からの種苗の導入(1)

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TheGarden.jpg RHSという団体をご存じですか?
 Royal Horticultural Society(英国王立園芸協会)の略称で、いわば園芸の総本山的な組織である。RHSガーデンでの展示や試験研究、会誌の発行、講演会の主催、Plant Finderを初めとする各種出版物の発行、園芸資材の販売等を行っている団体です。会員制の組織で、会員になると毎月英国本部から会誌(THE GARDEN)が送付され、日本支部(RHSJ)からTHE GARDENの日本語訳要旨付きの独自の会誌も送付されます。
 私もRHSの会員ですが、会員になった最大の理由は年一回無料種子配布が受けられることでした。現在は植物検疫手数料等で10ポンドの手数料が必要になってしまいましたが、1000品種の中から好みの品種を25種、手に入れることができるのです。
 初めはメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の種子を手に入れたくて会員になったのですが、入会して二度目に送付された会誌にそのメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の特集記事がありました。なんてラッキーなんだろうと思い、辞書を片手に日本語に訳したものでした。そこには栽培方法の他、種子の入手先として、いくつかの英国のナーセリー(種苗会社)が記載されていました。当時(1998年)はインターネットというものは我が家に存在するはずもなく、海外とのやりとりは手紙かFaxしかありませんでした。英国との手紙のやりとりはさすがに躊躇していました。
 そんなときにRHSJの会誌に”海外からの種子・苗の入手について“という記事があり、まさに渡りに船でした。そこにはカタログを請求する際のアドバイスの他、無料種子提供をしてくれる団体や種苗会社が紹介され、さらに入手先を調べたいならPlant Finderを参考にしなさいと書かれていました。Plant FinderをRHSから入手し、メコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の種子が入手できるナーセリーや団体に片っ端から手紙を書きました。

(2)へ続く・・・

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このページは、宮下勇作が2006年4月 2日 13:36に書いたブログ記事です。

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