2006年6月アーカイブ

キクのピンチ(摘心)

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 今年の北海道は梅雨が訪れたような毎日です。例年であれば6月は比較的天気が良く、雨が少ないのですが、今年は雨の量はともかく日照が少ない毎日です。気象台からは日照不足の注意報が出されていて、後一週間ほどは注意が必要とのことです。

 発根してべたがけを除去した彼岸出荷用のキクのピンチをしました。
 ピンチといってもキクが危ないということではなく、摘心(頂芽を摘む)という意味です。
 ピンチは一本の苗から3本の花を立たせるために、頂芽を摘んでわき芽を出させる作業です。写真はピンチ10日後のものです。
 葉の脇から1本ずつわき芽が出ますが、上芽ほど優勢なのでわき芽が出揃った頃に3本に芽整理をします。

060615meco.jpg 長い間、苗で育っていたメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)を本日定植しました。とはいえ、今回定植したのは3月に播種したものだけで、セルトレイでだいぶ大きくなっていました。
 昨年末に播種した分はポットに上げてあり、まだ余裕がありそうなので、後回しにしました。今週は雨が続きそうな予報なので、年末播種分の定植は週明けになりそうです。
 なにせ暑さにとても弱い花なので、ビニルハウス内ではありますが、ビニルを掛けないで遮光ネットだけを掛けた露地遮光条件下で定植しました。以前、ビニルを掛けた状態でもチャレンジしてみたのですが、どうもハウス内に暖気がこもるようで失敗しました。雨除けは何もないので、雨が降れば草がたくさん出てくるので、草と暑さとの戦いです。
 今年の北海道は低温傾向が続いているので、他の作物は心配ですが、ことメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)に関してはまずまずの気候のようです。今月はともかく、7月、8月の気温しだいで来年の開花の可否が決まります。
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 スカビオサの定植が順調に進んでいますが、今日は予報より早く雨が降り始めたので、露地のスカビオサの定植は雨天コールドとなってしまいました。今後もずっと湿りがちな天気予報なので、スカビオサの定植完了は来週に持ち越しになりそうです。

 先月末に直挿しした彼岸用の輪菊(岩の白扇)の発根が揃ったので、べたがけを剥がしました。
 今年は直挿ししてからの天気がそれほど良くなかったので、苗が焼けたり乾いたりすることなく順調に発根してくれました。ただ、気温も例年に比べて低めで推移しているので、今後の生育が気がかりではあります。

 来週はスカビオサの定植を終了させ、キクのピンチ作業を始めます。

scabiteishoku.jpg 今日はスカビオサの定植を行いました。スカビオサは一重と八重の品種があるのですが、うちで作っているのは一重の品種です。色はアルバ(白)とブルーの2種類です。アルバが5万本、ブルーを2万5千本ほど定植予定です。今日はブルーを1万本ちょっと植えました。
 できれば先週、定植したかったのですが、先週は雨続きだったので今週になりました。予報では今週は天気が持ちそうなので、はかどりそうです。
 播種してから2ヶ月経っていたので、いつもなら肥料切れを起こして下葉が黄化しているのですが、今年は液肥をきちんと上げられたので、素晴らしい苗になりました。出荷は8月下旬から始まる予定です。

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 1週間ほど前に直挿ししたキクの根が出始めました。先週は天気が芳しくなく、日差しは週後半にちょこっとだけ見られる程度でしたが、ビニルハウス内は十分な温度だったので、順調な発根になりました。しかし、まだ根の出始めなのでもう少し発根が多んでからべたがけを外します。
 周囲ではカッコウが鳴き出し、露地の定植も可能な時期になりました。
 明日からは4月に種まきしたスカビオサの定植を露地に行う予定です。

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