お盆に出荷予定のキクに花芽が付いてきました。
このキク(岩の白扇)は一輪菊なので真ん中の花芽だけを残して、他の花芽(わき芽)は全て取り除きます。この作業を"芽かき"といいます。
残すべき花芽は一つだけなので、もしそれを誤って落としてしまえばその茎はパーです。花芽同士は隣接しているので、親指を器用に使いながら芽かきを行います。葉も商品の一部ですからそれも落としてしまわないよう注意します。
芽かきは、花芽が小豆程度かそれよりやや小さいくらいの大きさになった頃に行います。あまり早すぎると本芽や葉を落としてしまったり、きちんとわき芽を取り除けなかったりしますし、遅れると本芽の花首が伸び過ぎたり、わき芽の取り跡が目立ってしまうため、商品価値が下がってしまいます。
わき芽を除去すると下の葉の基部からもわき芽が出てくるので、順次目立つわき芽を除去します。これを出荷まで続けます。芽かきをしてから3~4週間で出荷できるようになります。
今度、一輪菊を見る機会があれば花の周りをご覧ください。”芽かき"の跡が分かるはずです。
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