例年より10日以上早く菊の花切りが始まった。とはいえ、まだハシリなので出荷は来週からになりそうだ。
菊は苗作りを自分で行うため、北海道では低温の影響が大きく作用し、幼若性が強く発揮される。そのため同じ時期に植えた本州産の苗と比べても開花時期は異なる。
今年は雪解けが早く、定植も早く行えたこと。冬の期間が比較的暖かかったため幼若性の獲得が不完全であったこと。6月の高温も影響していると思われるが、エスレル処理を行わなかったことが一番の原因である。
例年、幼若性がなかなか切れず、開花が需要期を過ぎ気味になっていた。そこで、盆前に切り上がることを目標に栽培を行った。
今年は通常の直挿し苗と昨年の切り下株を仕立てたものを作っているので、開花はややばらつくが、8月上旬にピークを迎え、盆前には完全に終了しそうである。
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