昨年に続き、今年もIFEX(国際フラワーEXPO)に行ってきました。今年はセミナーには参加せず、ブースの見学のみ。
今回はとにかく多くの人と話をすることを主眼に、朝10時の開場から18時の閉場まで色々なブースを巡ることができました。
同じ生産者として他の生産者や生産団体がどのように出展しているのかには興味がありました。
出展方法は様々で、市場や仲卸と共同で出店しているところや県や各種団体の補助で出展する団体も見られました。
以前、何かのテレビ番組でCMとPRの違いについて解説していました。
一口で言えば「CMとはものを売り込むもの。PRとはものを作る会社や人を売り込むもの。」とありました。
生産者はものを売るために生産しているが、ここで行うことは明らかにPR活動です。
IFEXにこそ参加しないものの、「月形の花」も今年はPR活動を主軸に置き、色々な場面で実践してきました。しかしその成否を自身で判断することは難しく、ある意味自己満足で終わってしまう危険性も考えられます。客観的に判断をするためには、他のPR活動は非常に参考になりました。
しかし、ものを使って人を引きつけ、そこからコミュニケーションを拡げていくブースがある一方、ものの展示に終始してしまっているブースが多く見られました。
また、スタッフが無言の圧力をかけ、中に入りづらいブースもあり、人の配置や応対の方法には注意が必要だと感じました。
そして、昨年に比べると、市場や仲卸のブースがとても減っていました。こういったPRの効果を計りかねるのが理由と思われますが、このまま続くと来年は業者ばかりでかなり寂しいEXPOになりかねません。
こういった展示会には、すべての業態が一同に介して花業界を盛り上げていくという目的も含まれていると思うので、主催者側にも出展方法の見直しを期待したいと思います。
生産者としては、種苗会社や市場など自分たちと直に関係するブースに目が行きがちであるが、常に人集りができるのはアレンジのデモンストレーションでした。
そこには、この方も。
6月に北海道花き青年連絡協議会で素晴らしい作品を披露していただいた「松尾太一。」氏
自身のブースだけでなく、他でもデモを行う活躍でした。
有名な方だったんですね。よく知らなくて申し訳ないです。
その他、輸入品のブースやブライダル関連の装飾、生花に印字や装飾できるプリンター、省エネ+二酸化炭素排出削減に貢献するヒートポンプなど、思わず足を止めてしまうブースもありました。
終了間際にJFMA(MPS)の女史のお二方とお話しできて、疲れが癒されました。
この後、閉場の音楽が流れる中、偶然、あのマツヤマさんにお会いできました。
最後までいてよかった・・・
今回、当初の目的通り、多くの方々とお話しすることができました。
今まで電話でしか話したことのなかった方、ブログのコメント上でしか面識のなかった方、学生時代にバイトしたことのある会社の方・・・
あまりに多くの方と知り合ったため、頭がオーバーヒート気味です。 これから気温も下がってくるので、頭を冷やしながら徐々に整理していきたいと思います。まずまず実りあるIFEXでした。