Adobe社のCreative Suiteシリーズがver.3になる際に、唯一仲間はずれにされていたGoliveの新バージョンがVer.9として6月に発売になっていた。それも店頭販売はなく、ダウンロード販売のみのようだ。
Goliveのサイトには、
ご注文の前に
WebサイトとWebアプリケーションのデザイン、開発、メンテナンスに最適なツールとして市場をリードするDreamweaver CS3もご検討ください。Adobe Creative Suiteファミリーの一員であるDreamweaverは、ビジュアルレイアウトインタフェースと効率的なコーディング環境を提供するだけでなく、他のアドビ製品との高度な連携も可能です。GoLiveからDreamweaverへの移行をサポートする無償のツールもご利用いただけます。
といった記述があり、堂々とGoliveよりDreamweaverの方が優れているので移行するよう促される。雰囲気的にはGolive最後のバージョンとなりそうだ。
私がGoliveを使うようになったのは、直感的な使いやすさがGoliveの方が良かったためだ。その当時はソースを見て修正することはできなかったので、子どもが写真や文字を切り貼りするように簡単にできそうな方を選んだわけだ。
そういった意味での使いやすさは問題はないが、オーサリングツール自体がある意味プロ向けであるため、最終的にはDreamweaverがソースの正確さや記述のしやすさなどから業界標準になってしまった。
こうしたシェア争いに加え、数年前にAdobeがMacromediaを買収したことも手伝って、外様のDreamweaverが新たなファミリーへの参加を許されることになった。
Dreamweaverと同様にGoliveも30日間試用可能であるため試してみたが、何となくしっくり来ない。特に大きな変更点も見当たらないようである。
こんなことなら旧GoliveからDreamweaver CS3へアップグレードできる道を示しすんなりGoliveをあきらめた方が良かったのではないか。このままフェードアウトしていくのでは一ユーザとして悲しい。
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