2007年11月アーカイブ
キヤノン社がインクカートリッジ販売会社リサイクル・アシスト社を特許侵害で訴えていた訴訟の最高裁判決が今日出され、特許侵害が認められた。
使用済みのトナーであっても、リユースの段階で特許を再生させてしまえば特許侵害になるらしい。
消費者としては安価でかつリユース品を使えるという一石二鳥のメリットがあるため、積極的に試用してきた人も多いと思う。
今回の訴訟はキヤノンは特許を争っているが、その内情はプリンターを安く売り、インクで儲けるというプリンタービジネスモデルを死守する必要があったことは明白である。
知的所有権の保護か資源の有効利用の促進かで注目されたが、今回は特許の保護が優先された。
この結果で今後のリサイクルインクの販売に暗雲が立ちこめたようだが、特許侵害の部分はカートリッジの回復を図ったことが法に抵触しているということなので、違ったリサイクル法を採用している他のリサイクルインクメーカーには直接の影響は無さそうだ。
敗訴したリサイクル・アシスト社も既にリサイクル方法を変えており、販売停止による影響はないということだ。
キヤノンはビジネス用のトナーはほぼリユースしているが、一般向けのインクジェットインクは回収後に粉砕してセメントなどの原料にするのみで、リユースは品質の面から考えていないらしい。
リデュース、リユース、リサイクルの3Rを呼びかける時流で、特許を盾にワンユースの純正品を独占的に売りつける姿勢は上場企業としていかがなものか?
ビジネスモデル自体の再考が必要であろう。
「GLOBALBASEプロジェクト」という地図や衛星写真を閲覧するオープンソースな取り組みがある。
色々な地図データや衛星写真をつなぎ合わせてCosmosというブラウザで見ることができる。
Google Earthが同じような取り組みを行っているが、一方が企業によるものであるのに対し、こちらは誰でもが参加できる取り組みだ。
地図データは国土地理院の地形図のように既成のものもあるが、自分たちで自分たちのまちのデータを作ることも可能である。
技術的に知識的に自前のデータ作成は簡単とは思えないが、データを満たす基準はいたってシンプルだ。
1.データは特定のサーバーではなく自身のサーバーにアップロードする。
2.ベースデータが特定の企業や団体に依存していないこと。
3.システムはオープンソースで誰でも変更可能であること。
WWW(ホームページ)がキーワードでつながっているのに対し、GROBALBASEは地理的につながる。ある点の情報を集めるには非常に分かりやすいシステムであるとも言えそうだ。
WWWがそうであったように、GROBALBASEの成否もコンテンツの充実が鍵を握っている。そのためにはだれもがプロジェクトに参加しやすいシステム作り(環境設定)をいかに進めるかが重要である。
宿根草の種子の種苗会社として有名なドイツのJelitto社がこの度日本事務所を開設した、との知らせが届いた。
種子の発注は今まで通り本国でも日本でもよいとなってる。
支払い方法や荷造り送料、通関手数料などがどのようになるかは記載されていないので、特に何が変わるというわけでも無さそうだ。
しかし、分からないことを訪ねたり、クレームを出すのは容易になりそうだ。さらに海外取引ということでちゅうちょしていた日本の生産者の利用が促進されそうである。
Dreamweaver CS3 for Macの体験版をAdobeのサイトからダウンロードした。30日間はフル機能が体験可能。
MacBookにしてからソフトをまったく買ってなかったので、バンドルアプリ以外はすべてRosettaで動作していた。そこで初めてのユニバーサルバイナリー版。
処理が高速になるという話だったが、ちょっとさわった感じでは何が変わっているのかよくわからない。機能についても何が変わっているのか?もう少し使い込んでみないと・・・
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