農協からのインフォメーションに載っていたチェックリスト。
(黄字はNoの場合の対策と改善事項)
■ 生産
品種は市場や種苗会社と協議のもと導入している。
(市場との密な情報交換)
生産原価を把握している(いくらで売れたら利益が出るのか)。
(おおよその生産費を把握する)
■ 土壌
水分を保持して、細かく砕土できるよう土壌改良している。
(稲わらのすき込み、またピートモスなどの土改剤の投入)
■ 施肥
床にコケが覆っていない。
(塩類集積している圃場になりやすいため施肥量の改善)
生育量を見て、慣例的に追肥を行っている。
(生育量に応じた追肥の実施)
■ 初期管理
定植を適期に行っている。
(計画的な圃場の準備を行い、苗の老化を抑える)
定植前の圃場は水分を保持している。
(乾かさないと耕せない圃場は土壌物理性の改善を行う)
十分な地温を保持して定植している。
(表層だけでなく、植え付け深まで地温を確保する)
極端な浅植えはしていない。
(定植後、間もない時なら植え直しを行う)
定植の際、力加減は適度である。
(気相の破壊をできるだけ抑え、また根を切らないようにする)
定植後、かん水によって土地が沈下した株の周りの補修をしている。
(沈下した部分の補修と、手かん水方法の改善)
生育初期、適度な土壌水分を保っている。
(床の水分状況の確認)
播種後、かん水でいつも床土が締まるなど、発芽不揃いは生じない。
(細かい粒径の水の出るかんすいチューブを使う)
■ 土壌水分
かん水は適期にやっている(圃場の水分性を把握している)。
(水持ちの悪い圃場では、こまめな水分管理が重要)
高温時のかん水は状況に応じて時間帯をずらしている。
(状況に応じて、夕方にかん水するなどの対応が必要)
高うねの場合、床の側を中央部分と均一に水分が行き渡っている。
(かん水チューブだけでなく、通路かん水も考慮)
■ 病害虫
圃場観察による、適期防除を行っている。
(ハウスには毎日入ることを心がけましょう)
農薬の特性、対象病害虫に適した農薬を理解している。
(農薬の種類による残効性、浸透性の把握。また、効果面で予防防除か発病後防除かの理解をしましょう)
食害や寄生を見て、害虫名が分かる。
(ある程度どの害虫なのか分かるようにしておきましょう)
■ 生理障害
定植後の生長は順調である。
(土壌pHが品目に合っていないか、低pHのケースが多い)
生長点が褐色、黒変したりしない。
(施肥量が多く栄養生長量が大きいためで施肥量の改善をしましょう)
葉先枯れは生じない。
(適切なかん水の実施)
奇形花は発生しなかった。
(施肥量の改善や生育期の温度管理の改善をしましょう)
■ 薬害
薬剤の混用は計画的に行っている。
(混用していい薬剤、悪い薬剤を把握しましょう)
早く乾くような散布量、天候に注意して防除している。
(天気の良い早朝に散布するのが基本です)
病害虫防除と除草剤処理は噴霧器を分けて使用している。
(噴霧器を使い分けるようにしましょう)
■ 採花・出荷
採花が他の品目の管理等と競合しない。
(計画的な採花ローテーションをするための作型を導入しましょう)
計画と開花期にズレは生じない。
(作型を検討しましょう)
導入した品目が消費地で必要時期に出荷できている。
(作型を検討しましょう(必要とされる時期を見極める))
撰花は個人差がなく統一されている。
(撰花調整作業の徹底)
花落ちや、ムレなどのクレームは発生していない。
(水揚げ方法、時間、箱詰め時の状況を確認しましょう)
新しい品種や品目は、市場と連絡を取り出荷している。
(新品種等を出荷するときは市場に予め話をしておきましょう)
(ニューカントリーより)
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