臓器提供意思表示カード

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 先日、(社)日本臓器移植ネットワークのサイトを見てみると、ネット上でも死後の臓器提供に関する意思登録ができることを知り、その場で登録した。
 脳死、心停止後の死それぞれについて提供を希望する臓器を選び、登録する。もちろん、「提供しない」という選択もできる。
 ネット上では仮登録を行い、後日ID番号付きの臓器提供意思表示カードが送られてくる。そのIDで再度本登録することで、自分の意思を登録することができる。
 今は意思表示シールというものもあり、必要な事項を記入し、保険証や免許証などに貼り付けることで意思表示することができる。

 実は、臓器提供意思表示カードは以前から持っていた。署名の日付を見てみると1997年10月26日となっている。「臓器の移植に関する法律」(以下、臓器移植法)が成立したのが1997年7月16日だから、それから間もなく入手したようだ。
 当時は法律制定にあたり賛否がいろいろ報道されていたと思う。

 現行の臓器移植法では「本人の意思」と「家族の同意」が移植の絶対条件である。本人が移植を希望していない場合はもちろん、家族の一人でも反対する人がいれば移植されることはない。ここでいう「家族」とは、臓器移植法のガイドラインによれば、原則として、配偶者、子、父母、孫、祖父母及び同居の親族を指す。
 逆に言えば、本人が移植を希望していたとしても、家族の反対があればその意思は尊重されない。
 移植の権利として、「臓器を提供する権利」、「臓器を提供しない権利」、「臓器を受ける権利」、「臓器を受けない権利」の4つの権利がある。つまり、このうちの「臓器を提供する権利」だけは、完全に尊重されているとは言えない。
 
 あらかじめ、それぞれの気持ちを理解し合っておくことはとても大切なことだ。自分の意思はそれを理解してくれる家族がいて初めて尊重される。もちろん、その場になればその意思を尊重できないような状況に陥るかも知れない。しかし、健康なとき、冷静なときに理解できないようなら、生死の境の状況下でその意思を尊重することは難しい。
 私は、妻と臓器提供や葬式など死後の振る舞いについて話し合うことがよくある。人によっては縁起でもないと敬遠する向きもあるようであるが、きちんと家族の同意を得ておかなければ、いくらカードを持っていても何もならない。

 カードは気が変わればいつでも書き換えられる。臓器移植に反対な人も賛成な人も、カードを、自分の意思を考え、家族と話し合うきっかけにしてもらえたらいいと思う。

think transplant」こちらのサイトも参考に。

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 あなたの決意によって、また一人、笑顔が生まれます。

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ohayou 2ヶ日続けて雨 今日の最低は7度 今年は 雨の多い年になりそうですね? 昨年はとにかく雨が降らずに年末は心配しました。なにしろ 我が家は地下水オンリーですから、此の地にに住んで 30年 昨年ほど雨が降らなかったのは初めてでした。今年は打って変わって 雨・・雨・・・貴方様から言ったら 何を贅沢に と  今は どんな作業をしてありますか・・・? オンシジュームの加温ハウスは5度に設定しているので あまり油が要りません 桜・ゆめ・街道でした。

今日は比較的暖かく、天気のよい一日でした。
おかげで、屋根やハウスに積もった雪も全て落ちてくれました。
明日の出荷に備え,今日はラナンキュラスの花切りと撰花を行いました。
明日は大荒れの予報ですが、大荒れの予報が出る場合はこちらはまず、大丈夫です。

大抵は、ニュースにならないときに,大雪が降っています。
つまり、ここで雪が降ることは,当たり前のことというわけです。

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このページは、宮下勇作が2008年1月18日 13:36に書いたブログ記事です。

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