2008年4月アーカイブ

4月も終わり

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 4月最後の日。あちこちでエゾエンゴサクの花が咲き乱れている。
 ケシ科の多年草で地下には球根を付け、毎年この時期に開花する。青色が代表的だが、紫色や白色も見られる。茹でて食用にもなるらしい。


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 近所の草地はマガンの食害で新芽が食われ黄色く変色していた。辺りにはフンが大量に転がっていた。
 宮島沼の野鳥保護により野鳥は増えつつあるが、近辺の農作物は春先になると被害が出る。いつもの年ならムギが標的になるが、今年はなぜか草地に矛先が向かった。


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 雪捨て場の雪もあとわずか・・・


スカビオサの播種

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 連日の暑さから解放され、今日は朝から曇天だった。寒冷前線が通過するということで、午前中は強い南風が吹き、午後から久しぶりの雨になった。
 4月の平年降水量は65mmであるが、今年はまだ5mm、平年の8%しか雨が降っていない。そして、今日5mm追加されて15%までになった。しかし、乾燥状態を脱するには至っていない。

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 今週に入って、スカビオサの播種が始まった。
 同じ植物でもタネの大きさは千差万別で、中にはホコリに見間違うものまで存在する。スカビオサはその中でも大きなタネの部類で、莢に入ったものをそのまま播種していく。
 一般的に大きなタネほど発芽も早く、スカビオサの場合は5日~7日で出芽が完了する。

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 播種は来週まで続く。
 これが始まると苗の灌水も一仕事となる。

暑さと乾燥対策

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20080423.jpg メコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の葉も順調に生育してきたが、ここのところの季節外れの高温と乾燥に不安が出てきた。

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 そこで、毎年使っているクールミスト(現在の商品名ミストエース)を設置した。
 霧状に水が噴き出して、気温を下げると同時に、メコノプシスの葉水代わりにもなり、一石二鳥の効果だ。メーカー側では花は濡れずに気温だけ下げるというのが売りのようだが、家ではわざと葉が濡れるようにやっている。
 
 明日は暑さも一段落で、雨の予報も見られる。埃っぽかった圃場も何とか潤ってくれるだろうか・・・


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 冬期間、越冬ハウスでお休みしていたスキゾスティリス(ウインターグラジオラス)の株を掘り上げてみたら、たくさんのライゾーム(根茎)が付いていた。
 これを一本ずつ株分けし、別のハウスに移植し始めた。株によっては100本くらい取れるものもあり、これが結構楽しい。ある意味収穫の喜びといったところだ。

4月の最高気温!

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 菊の定植が終了した。
 今日は薄曇りですっきりとしない天気であったが、気温は24.2度、7月下旬並の気温で4月の最高気温を更新してしまった。
 札幌では桜の開花宣言が出、これまた史上最速の記録更新のようだ。

 暖かいのはありがたいことだが、こう高温続きだと先が思いやられる。
 いろいろ対策が必要だ。

毎日暑い!

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 このところの以上とも言えるような暖気で、除雪で山になっていた圃場の雪はすっかりなくなり、今や排水の陰にわずかに残るだけになった。

 今年に入ってからの気温の傾向を改めて見てみると、1月2月の冬季は寒冬で、氷点下22度を下回った日が3日あった。
 しかし、3月に入るとがらっと暖かくなり、そのため平年値より若干多めだった降雪量の割に早い融雪になり、3月中にはあらかたの雪はなくなってしまった。
 4月に入ってもその勢いは止まらず、今日は19度越えと6月上旬の暖かさになった。今週末から来週に掛けても同様の傾向は続くようだ。



輪菊(岩の白扇)定植

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 昨日準備したハウスに盆出荷用の輪菊の岩の白扇を定植しました。
 うちは直挿しという未発根苗を圃場に挿すだけなので、扱いも容易で短時間で済みます。
 また、断根など根にストレスが掛からないので、移植苗に比べて生育も順調に進みます。

 自家採取した挿し穂を冷蔵庫に保存しておき、水揚げした後に圃場に挿していきます。
 挿し終わったら土壌潅注を行い、上からべたがけをして乾燥を防ぎます。
 この時期なら発根が済むのに2週間~3週間ほど。ベタが剥がせるのはGWくらいになります。

菊定植準備

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 今日からパートさんが来てくれるようになり、さらに仕事はスピードアップ。
 10日を過ぎてやや風の強い日が続いています。

 今日は菊の定植(直挿し)の準備を行いました。
 バガスとココピートを入れ、耕起して灌水設備を設置。
 

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 冬の間、ハウス周りを駆け回っていたエゾユキウサギだが、雪が融けてみると、食害を与えていることが分かった。
 写真は、隣の家のサクランボの木だが、外側の樹皮から師部に当たる部分がきれいに食べられている。
 師部は光合成により作られた養分を全身に運搬する道路であるから、これが寸断されてしまうとその木は絶えてしまうことになる。

 まだ、植えてから数年しか経って居らず、やっと今年辺りから収穫できるかと楽しみにしていたらしいので、とても残念がっていた。
 他の木は冬囲いを施していたが、この木は今まで被害に遭っていないので、何も対策してなかったそうだ。
 モミジなど他の木には一切口を付けていないので、この木がよほど美味かったということなのか・・・・

 ウサギにとって見れば、厳しい冬を生き抜くための当たり前の行動だが、人と共生するには、人が対策を取ってやらねばならないようだ。


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 株元には糞がたくさん。


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 月形町の隣、美唄市の宮島沼はラムサール条約にも登録された湿地です。
 毎年春と秋になると北と南へ向かうマガンやハクチョウの飛来地になります。

 夜間はキツネなどの外敵から身を守るために沼に戻りますが、昼間は落ちた籾を食しに田んぼへやって来ます。
 彼らは水鳥のため、田んぼに雪融け水があるうちでないと、餌をついばむことができません。水のあるところを狙ってやって来て、水が引くとまた違う場所に移動して行きます。

 今年は雪融けも早かったため、早くから飛来していたようでが、その分、田んぼの水も早くに無くなりそうで、もうじき北の地へと旅立っていくことでしょう。

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