2008年7月アーカイブ

 今日は柳田常務を初めとする札幌花き園芸のお二方と金山組合長、農協職員で菊の圃場視察を実施した。
 お盆を前にしての恒例行事で、今年の作柄と出荷目安、他産地の状況を把握していく。

 菊農家は今年1軒減ってとうとう3軒になってしまった。多い時は30軒近くいたという話しだから、隔世の感がある。

 地元で販売できる数少ない商材なだけに、コストアップで苦しい現代では貴重な品目だ。
 ただし、今までは苗作りを自前で行っていたが、暖房費やその他の経費を考えると、苗の購入も検討していかねばならなくなってきた。

 今後は、本州の産地も、暖房費の掛からない物日としてお盆はねらって来るであろうから、厳しい選択を迫られるかも知れない。

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 輪菊の芽かきがほぼ終わり、ようやくブルーレースフラワーの定植を行うことができました。
 今日は白とピンクを植えました。
 出荷は9月下旬から。

輪菊の収穫始まる

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輪菊(岩の白扇)の花切りが昨日から始まりました。
これから日々倍増していきます。
出荷は木曜日かあるいは週明けかな?

月形町の柳彰憲さんの作品

ゴジラのたまご」といい、今回のピラミッドスイカといい、アイディアを商品化する力には脱帽です。

このような人物が近くにいるというのも誇りです。

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 昨日と今日は毎年恒例のつきがた夏まつりでした。
 両日とも天気に恵まれ、気持ちの良い祭り日和でした。
 月形花き生産組合でも切花の展示を行い、祭りに参加してきました。

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 生産者が丹誠込めて作った花々を町内外の方々にお披露目して、切花の魅力をお伝えすることと月形の花をPRするために毎年実施しています。
 今までは展示後に即売会を行っていましたが、今年は来訪者にプレゼントをすることにしました。

 花をプレゼントするにあたり、皆さんから募金を募りました。募金は社会福祉協議会に寄附させていただきます。ご協力ありがとうございました。

冬の産地も・・・

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カンケさんのソースですけど・・・

http://yoshiesan.cocolog-nifty.com/

この例に漏れず、今まで冬春期の産地までもコスト減のために夏秋期に出荷してくることが考えられます。
良いものはできないでしょうが、あきらかに単価の圧迫にはなります。
おそらく、他の産地も同様の動きが見られるでしょう。

つまり、われわれも良いものしか売れないと言うことに他なりません。
市場には、良いものとそうでないものの価格設定をしっかりしていただきたいと思います。
われわれはこの時期しか生きるすべがありません。

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 今年もスキゾスティリス(ウインターグラジオラス)の出荷が始まりました。
 もっとも、出荷時の切り前はこんな感じですけど・・・
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 11月までよろしくお願いします。

生産者としての選択肢

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 北海道洞爺湖サミットが終了し、メディアの報道も一段落した格好だ。
 今回のサミットの主要議題は温暖化対策、燃料高騰、食糧危機と話し合われたが、どれもが農産物生産者にとっては身につまされる問題だ。

 ここ一・二年の原料ならびに燃料高騰は温暖化対策を持ち出すまでもなく、コスト面で生産者を脅かし、作付け面での対策を余儀なくされている。現状では表面化していないものの、食糧危機に至ってはすべての農家にとって機をうかがっている自体とも言える。

 生産者と言っても、日本だけを見渡しても北海道から沖縄まで南北3000kmにわたって産地が拡がり、それぞれが独自の特長をいかして栽培・出荷している。
 これまで後進産地は先進地の後追いでもそれなりに飯は食える状況であったが、ことここに至ってはその産地の条件、特に環境条件を考慮してその地でできうる最大のパフォーマンスを発揮しなければものが売れない時代になってきている。
 まして、燃料高騰で冬季の出荷時期が限定されてくれば、燃料費の掛からない夏秋期の出荷が増加するのは明白である。

 そのためにわれわれ北海道の産地がなすべきことは、その与えられた環境(気候)条件を活かして、そこでしかできないものを必要な消費者に届けることである。極論すれば、他でできるもの、やっているものなら、作るべきではない。
 苗や種子球根を購入して栽培してできたものを出荷する。至極単純なことであるが、実は商品開発は種苗会社任せ、販売は農協任せだったりする。つまり生産者は工場でしかない。
 すべての価格が上がっている時だからこそ、生産者は知恵を働かせる時代である。誰もやっていないこと、そこでしかできないことが必ずあるはずである。自分の能力と照らし合わせてできることを考えてみる時代に来ている。

恋の季節?

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 すっかり我が圃場に居着いてしまったエゾユキウサギだが、今朝、二兎でじゃれ合っているのを目撃した。(右側が居着いているウサギ)

 普段はぼけた感じで、あたりをウロウロしているのだが、珍しく機敏に駆け回っていた。こんな時期に繁殖するのかは分からないが、仲間と一緒にいるのはうれしいようだ。
 しかし、日が高くなるとまた元どおりの独身生活。
 外からやってくるのはオスだろうから、うちにいるのはメスなのかな?

 花の食害は取りあえず無いようだが、逃げる際に菊をなぎ倒したり、そこいらで糞をしたりと、やってくれている。
 子ども何ぞ生まれたら、どうなるのだろう。

前処理剤試験

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 ウインターグラジオラス(スキゾスティリス)のはしりが咲いてきたので、本格出荷を前に前処理剤の試験を始めた。

 花によってエチレン阻害剤(STS剤)や殺菌剤、糖が添加されたものを使用しているが、知見のない花の場合は、とりあえずSTS剤を使っていた。

 蕾が多く着くこの花で、上の蕾まで咲かせることができればと願っている。

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