お盆用の輪菊の出荷がほぼ終了しました。
燃料費高騰からくる作型の変化と7月の高温の影響で今年の菊は品不足になり、近年にない高単価で推移しました。
一般的に花は高温時には、咲く方向に行きますが、菊の場合はしっかり閉じてしまって咲かなくなってしまいます。また、岩の白扇という品種は、本州では8月9月開花の作型では奇形花が発生してしまい、秀品率が下がってしまうようです。
今年はともかく、来年以降は燃料費高騰の影響から、この時期の作型が増えることは十分予想されます。
問題は高温による奇形花の回避と開花遅延をどう克服するかですが、北海道であれば、この時期でも奇形花はほとんどでませんし、開花の遅延も見られません。
ただし、雪融け時期と定植時期が重なっているため、積雪の多い年だと定植が遅れて草丈が取れないこともあります。
今年は人手不足で、菊にほとんどの時間を取られてしまいました。これからは、今後出荷予定の菊の芽整理と、その他の花達の管理作業に時間を割いていきます。