天敵防除

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 ハダニ防除として捕食性天敵が利用されているという話しを聞き、菊でも導入してみることにしました。
 本年、月形では普及センターが主体となり、ナデシコ類で実用性の試験を行うことに。話しの流れでわたしもその試験に混ぜてもらえることになりました。
 そして今日、アリスタライフサイエンスの方々が天敵のミヤコカブリダニ(剤名:スパイカルEX)のサンプルを持参し設置していただきました。今回の剤は従来販売されているボトルタイプのものをパックに加工して設置しやすくしたものだそうです。
spicalex.jpg
spicalex2.jpg
spicalex3.jpg

 ただし、天敵の性質上、植物の上を渡り歩くことしかできないので、植物体同士が接していないと別の個体へ移動することができません。今回はまだまだ菊は小さく独立した状態なので、移動できるようになるまでは天敵自体を移動させてあげるしか無さそうです。
spicalex4.jpg
spicalex5.jpg
 こんな感じに、棒に取り付けるか植物体自体に設置しました。

 6月に入ったら、このサンプルパック以外に従来のボトルタイプの剤も購入して試してみるつもりです。ちなみにボトルタイプは以下のようなモノです。以下はスパイカルEX(ミヤコカブリダニ)ではないチリカブリダニ(剤名:スパイデックス)のボトルタイプです。
 おがくずと一緒に天敵のダニが入っていて植物体に振りかけて使います。
spidexbotle.jpg

 ミヤコカブリダニとチリカブリダニの違いについてはまた後日。

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コメント(5)

お久しぶりです。
天敵農法と聞くと、我々消費者にしてみれば野菜などでは無農薬が期待出来て良いなと思うのですが、
ハダニ対策にダニを用いるのですね。ハダニを退治した天敵のミヤコカブリダニはその後どうなるんですか?

北海道は台風が少ないないからいいですね。岡山県北部の農家では広戸風が観測され、ブドウなどが全滅らしいです。ただ、ダニなど細かいことに気遣わなければなりませんね。
さて、少し低圧部の描き方がおかしいので説明させていただきます。まず、低圧部は中心が特定できないものなので原則×印は書きません(クゲール氏は×でなく・にしております)。また、規模が大きめなものになるので、中心の円をもう少し大きめに書いた方がいいです(あれでは熱帯低気圧になってしまいます)。

失礼しました。説明が少しよくありませんでした。中心部、というか一番内側の円ですね。そこは高気圧のように大きく描くといいです(小さく書いてしまうと熱帯低気圧のようになってしまうので)。

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このページは、宮下勇作が2011年5月24日 23:35に書いたブログ記事です。

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