花全般の最近のブログ記事

来年度へ向けて

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 昨日はカーネーションの種苗説明会が種苗会社4社を招いて行われました。
 
 現在の切花を取り巻く環境は他の農産物の例に漏れず、ほぼすべてのコストが高騰する反面、売上単価は下がっています。

 カーネーションの場合、生育期間が長期にわたるため、出荷時期を確保するには初期の暖房は不可欠でした。しかし、当然のことながら暖房費がネックになることは必至です。
 低温管理できる品種の開発はもちろん、暖房費を削減できる苗供給が可能になれば、生産者のカーネーション離れを防ぐことができるでしょう。

 キリンアグリバイオではピンチ苗を販売し、暖房コストを下げる提案をしていました。
 他の会社ではできないのかと問うと、ピンチ苗の供給は芽を揃えるなどの技術的な裏付けがないと厳しいとのこと。一朝一夕ではできるものではないとのことでした。

 新しい品種をPRするだけでなく、こうした新しい付加価値を付けられることが、これからの種苗会社のあり方であると思います。

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 昨日と今日は毎年恒例のつきがた夏まつりでした。
 両日とも天気に恵まれ、気持ちの良い祭り日和でした。
 月形花き生産組合でも切花の展示を行い、祭りに参加してきました。

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 生産者が丹誠込めて作った花々を町内外の方々にお披露目して、切花の魅力をお伝えすることと月形の花をPRするために毎年実施しています。
 今までは展示後に即売会を行っていましたが、今年は来訪者にプレゼントをすることにしました。

 花をプレゼントするにあたり、皆さんから募金を募りました。募金は社会福祉協議会に寄附させていただきます。ご協力ありがとうございました。

冬の産地も・・・

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カンケさんのソースですけど・・・

http://yoshiesan.cocolog-nifty.com/

この例に漏れず、今まで冬春期の産地までもコスト減のために夏秋期に出荷してくることが考えられます。
良いものはできないでしょうが、あきらかに単価の圧迫にはなります。
おそらく、他の産地も同様の動きが見られるでしょう。

つまり、われわれも良いものしか売れないと言うことに他なりません。
市場には、良いものとそうでないものの価格設定をしっかりしていただきたいと思います。
われわれはこの時期しか生きるすべがありません。

生産者としての選択肢

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 北海道洞爺湖サミットが終了し、メディアの報道も一段落した格好だ。
 今回のサミットの主要議題は温暖化対策、燃料高騰、食糧危機と話し合われたが、どれもが農産物生産者にとっては身につまされる問題だ。

 ここ一・二年の原料ならびに燃料高騰は温暖化対策を持ち出すまでもなく、コスト面で生産者を脅かし、作付け面での対策を余儀なくされている。現状では表面化していないものの、食糧危機に至ってはすべての農家にとって機をうかがっている自体とも言える。

 生産者と言っても、日本だけを見渡しても北海道から沖縄まで南北3000kmにわたって産地が拡がり、それぞれが独自の特長をいかして栽培・出荷している。
 これまで後進産地は先進地の後追いでもそれなりに飯は食える状況であったが、ことここに至ってはその産地の条件、特に環境条件を考慮してその地でできうる最大のパフォーマンスを発揮しなければものが売れない時代になってきている。
 まして、燃料高騰で冬季の出荷時期が限定されてくれば、燃料費の掛からない夏秋期の出荷が増加するのは明白である。

 そのためにわれわれ北海道の産地がなすべきことは、その与えられた環境(気候)条件を活かして、そこでしかできないものを必要な消費者に届けることである。極論すれば、他でできるもの、やっているものなら、作るべきではない。
 苗や種子球根を購入して栽培してできたものを出荷する。至極単純なことであるが、実は商品開発は種苗会社任せ、販売は農協任せだったりする。つまり生産者は工場でしかない。
 すべての価格が上がっている時だからこそ、生産者は知恵を働かせる時代である。誰もやっていないこと、そこでしかできないことが必ずあるはずである。自分の能力と照らし合わせてできることを考えてみる時代に来ている。

 先週の金曜日に北海道花き青年連絡協議会の合同研修会が開催された。
 名前は硬いが、要するに月形、当別、情熱フラワー、新はこだて、新篠津の花組合に属する若手生産者の交流会である。

 私自身は若手とか青年部という歳でもないのだが、辞めろとも言われないし、居れば会費要員として役立つので居続けている。

 今回は払った会費分を取り戻すべく、うそうそ!本当は情報収集と他産地の若者のエキスを吸い取るために参加した。
 こんなこと言ってることからして、オッサンだなー。

 今回の幹事は当別。当別の青年部員の圃場を3軒視察した後、札幌に場所を移して、日貿の渋谷氏による講演と参加者の情報交換会、懇親会が行われた。

 情報交換はやはり暖房費高騰の対策と作型についてが主になった。
 灯油暖房から薪ストーブなどの新方式(?)の暖房機に変更したり、作型を暖房の必要ない時期に変えたり等。

 暖地の産地は出荷期を延長してくるが、われわれは出荷時期を拡げることはできない。むしろ出荷時期を縮小せざるを得ない状況にある。

 これからどう生き抜いていくのか、しっかり選択が必要だ。

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 大田花きにての産地フェアは今日の昼に無事終了しました。
 
 月末ということもあって、昨年に比べて少ない人通りでしたが、多数の方々に協力いただいて産地PRおよびアンケート収集を行うことができました。
 
 今回はアンケートをできるだけ対面で取るようにして、アンケート内容以外にもさまざまな貴重な話しを伺うことができました。今回得た情報もさることながら、今までブログ上でしか面識のなかった木原さんや金藤さんともお会いすることができ、とても有益なフェアになりました。
 工夫するべき所はまだあると思いますが、継続するべき所は継続してさらなる産地PRに繋げていきたいと思います。

 最後になりましたが、セッティングを初め、多くの助言を頂いた大田花きの皆様、場所を提供していただいた大森花きの皆様、また、朝の忙しい中、アンケートにお答え下さった皆様、本当にありがとうございました。
 そして、「おはようトマト」を提供していただいた月形町にも感謝いたします。

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産地フェア準備

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 明日の大田花き産地フェアに向けて、準備をしてきました。
 朝から月形の花をPRし、アンケート取りを実施してきます。

 6月23日(月)は東京の大田花き東日本板橋花きにて「月形の花」のPRを実施します。

 生産者と農協担当者8名で明日出発し、準備に向かいます。
 各市場に4名ずつ分かれて、大田花きではセリ前挨拶および、1階仲卸通りの大森花き前にて花の展示とアンケート取りを実施予定です。

 私は大田花き担当です。

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 今日は月形花き生産組合青年部の町内視察と焼き肉バーベキューが行われた。

 視察先は我が家と隣の鈴木君の2圃場だった。生憎の雨だったため、視察の参加者は少なめであったが、焼き肉バーベキューは盛会だった。
 準備していたコンロでは足りなくなって、急遽準備し直したほどであった。
 
 特に女性と子どもの参加者が多く、久しぶりに華やかで活気ある焼き肉になった。
 まだまだ小さい子どもを見ていると、自分が子どもを連れてきた頃を思い出し、過ぎた月日を改めて感じさせられた。

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 もう一週間ほど前のことであるが、先週の12日に札幌花き園芸主催で行われた「フラワーセミナー」に参加してきた。

 「市場の機能」と題した基調講演の後、生産(農家)、流通(市場)、販売(生花店)の代表者によるパネルディスカッションが行われた。

 テーマが定まっていなかったこともあって、3者それぞれが主張しっぱなしになってしまったのは残念であった。

 生産者はコスト高と価格アップを、生花店は供給の安定化・小ロット化を、市場は情報の提供とさらなるコミュニケーションを訴えていた。

 生産者の立場で言わせてもらえば、これ以上の小ロット化は運賃や包装資材費の面から無理であるし、環境負荷も大きくなる。
 今までは小分けして販売していた市場も、最近はコスト的に厳しくなったのか箱売りするようになってしまった。


 生花店が小ロットを希望する気持ちも分かるし、市場はセリ販売にネット取引が導入され、ますます忙しくなって大変なのも分かる。しかし、この3者でようやく一人前の花き産業であるのだから、それぞれが勝手に主張していても何も解決にはならない。

 市場のパネラーである大田花きの磯村社長が言うように、
「仲卸や生花店には必ずあなたのバケツが用意されている。われわれは買参人の情報を開示しているのだから、直接そこと協議して問題を解決してほしい。」

 これしかないのだろうか?
 でも情報開示している市場はわずかである。これからドンドン進んでいくと言うことであろうか。

 フラワーセミナーは主催者の話では、次年度も続きそうな感じである。アンケートには、次回からは参加者全員が参加できるような、小グループでの開催を希望すると記した。
 

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