キクの最近のブログ記事

キクのピンチ(摘心)

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 今年の北海道は梅雨が訪れたような毎日です。例年であれば6月は比較的天気が良く、雨が少ないのですが、今年は雨の量はともかく日照が少ない毎日です。気象台からは日照不足の注意報が出されていて、後一週間ほどは注意が必要とのことです。

 発根してべたがけを除去した彼岸出荷用のキクのピンチをしました。
 ピンチといってもキクが危ないということではなく、摘心(頂芽を摘む)という意味です。
 ピンチは一本の苗から3本の花を立たせるために、頂芽を摘んでわき芽を出させる作業です。写真はピンチ10日後のものです。
 葉の脇から1本ずつわき芽が出ますが、上芽ほど優勢なのでわき芽が出揃った頃に3本に芽整理をします。

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 スカビオサの定植が順調に進んでいますが、今日は予報より早く雨が降り始めたので、露地のスカビオサの定植は雨天コールドとなってしまいました。今後もずっと湿りがちな天気予報なので、スカビオサの定植完了は来週に持ち越しになりそうです。

 先月末に直挿しした彼岸用の輪菊(岩の白扇)の発根が揃ったので、べたがけを剥がしました。
 今年は直挿ししてからの天気がそれほど良くなかったので、苗が焼けたり乾いたりすることなく順調に発根してくれました。ただ、気温も例年に比べて低めで推移しているので、今後の生育が気がかりではあります。

 来週はスカビオサの定植を終了させ、キクのピンチ作業を始めます。

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 1週間ほど前に直挿ししたキクの根が出始めました。先週は天気が芳しくなく、日差しは週後半にちょこっとだけ見られる程度でしたが、ビニルハウス内は十分な温度だったので、順調な発根になりました。しかし、まだ根の出始めなのでもう少し発根が多んでからべたがけを外します。
 周囲ではカッコウが鳴き出し、露地の定植も可能な時期になりました。
 明日からは4月に種まきしたスカビオサの定植を露地に行う予定です。

キク直挿し

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 一昨日から彼岸用のキク(岩の白扇)の直挿し(じかざし)を始めました。直挿しとは未発根の苗を直接ビニルハウス内に定植する方法です。発根苗を定植するのに比べると、根が最初からスムーズに伸びるので、活着も速やかでしっかりと生育させることができます。ただし、発根するまでは水分と温度管理に細心の注意が必要です。発根まではポリで被覆し水分を切らさないようにし、晴天時は遮光をして涼しく管理します。これを発根まで約2週間続けます。
 岩の白扇というキクの品種は夏菊なので、自然条件だと7月に開花してしまいます。ですからこれを秋に咲かせるには電照が必要です。電照によって時期を夏と錯覚させて開花を遅らせます。7月下旬までは当ビニルハウスは不夜城と化します。

キクの定植

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060513hakusen.jpg やっとキクの定植をしました。いつもは4月中に未発根苗を直挿ししているのですが、今年は圃場の準備が整わなかったので、一旦セルトレイに挿して発根させたものを定植しました。
 例年に比べればだいぶ遅れていますが、花が咲くのはいつもの通りお盆の予定です。
 うちで作っているキクは白の一輪菊で、「岩の白扇」という夏場の代表品種です。お盆の頃に見かける白の一輪菊はほとんどがこの品種です。
 キクは苗作りから花切りまで様々な作業が経験できます。いわば花作りの全てのエッセンスが詰まっています。キクを作りこなせればどんな花でも作れるとよく言います。なかなか作りこなすことはできませんが、その言葉を信じ、毎年キク作りに励んでいます。

キク苗の挿芽

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kikucell.jpg 先週はキクの挿芽(さしめ)を行いました。
 挿芽とはキクの生長点を6~7センチほどの長さに摘んだものを土に挿して発根させる作業です。キクは芽を土に挿しておくと発根してきます。
 いつもは圃場に直に挿芽するのですが、今年はビニルハウスの準備が間に合わないので、セルトレイに挿芽をしました。ここで一旦芽を出させて発根後に圃場の準備が整いしだい定植します。初めてのチャレンジなので上手くいくかどうか分かりませんが、何事も経験です。余分な経費や時間がかかりますが、これはこれで管理が楽なので、上手くいけば次年度以降も使えそうな技術です。
 キクを作り始めて10年になりますが、今まで一度として同じことをしたことがありません。というより同じ条件が一度もないので、同じようにできないのです。その度に試行錯誤していろいろな技術を会得してきました。今回もその一つになりそうです。
 この花が咲くのは8月上旬です。栽培状況は順次ご報告いたします。お楽しみに。

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