今日は月形農協の会議室で月形花き生産組合主催の講習会が行われた。
最初に、名古屋にあるヤマエ生花の林社長に、2年後に迫った市場合併の概要を伺った。
現在の市場は市街地にあり、卸売会社及び仲卸会社50社ほどで業務を行っている。市場が大型化している中でかなり異色な存在である。
しかし、場所が東京と大阪の中間地ということもあり、それぞれの中央市場からの転送品の影響を受けて、全体の売上は横ばいから低迷気味であるという。
この度、新天地に移行し、卸売会社、仲卸も含めてシステムを統一化した中で名古屋圏の花き流通を確保しようというねらいである。
実際の商品を見なくても売れる通信販売を例に、情報を持っているのは生産者、その情報をもとに説明販売をしていきたいとおっしゃっていた。
現実問題として、生産者の情報がどこまで伝わっているのかはかなり怪しい。市場での販売は時間に追われていて、そこまでの余裕がないように感じる。
セリの段階では無理なら、Web販売で活用していくか、フェアなどで信頼を得られる努力が必要だ。
当然、きちんとした品質を確保し、情報を出していかねばならない。
ソフト面については、これから検討されてくると思うが、生産、流通、販売がうまく連携の取れるようなシステムが構築されることを願う。
続いて、花・野菜技術センターの林科長による、土壌講習会が行われた。
土壌の性質、養分の説明から堆肥、施肥の考え方まで幅広く教えていただいた。
今回は化学性についての話に言及されていたが、うちの課題はどちらかといえば物理性の改善にある。機会があればそちらの方の話も伺いたい。
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