2006年4月アーカイブ

 (4)からの続き・・・

 まず最も重要な取引規定は辞書を片手に納得いくまで翻訳しました。他の種苗会社の取引規定と見比べながら、一つ一つ確認していきました。
 支払いはクレジットカード利用可能の場合を除き、郵便局の国際送金を利用しました。理由は銀行からの送金に比べて手数料が安いこと。もっと大きな理由は郵便局しかなかったからです。郵便局なら口座間送金の場合、400円の手数料で送金可能なのでかなりお手軽です。
 と、ここまで書いて、確認のため郵政公社のHP見てみました。すると、なななんと、国際送金手数料が2500円に上がってるじゃありませんか!400円が2500円ですよ。なんだこの上げ幅は!! 備考欄には “サービス区分を簡素化し、送金金額にかかわらず一律定額制” と一文あるのみ。誰のための簡素化よ!!!簡素化して上に合わせるな!!!!自分でパソコン使って送金するからオンラインで結んでくれ!!!!!そいで手数料戻してくれ!!!!!!
 これによって、クレジットカード利用できないナーセリーや種苗会社、園芸団体への送金が難しくなってきました。PAYPALを利用するのがもっとも近道のような気がしますが、相手も口座登録しなくてはいけないので確実ではありません。額が大きい取引なら、2500円の手数料は吸収できそうですが、少額送金の場合、馬鹿らしいですね。園芸団体への年会費は国際返信切手券で勘弁してもらうか?うーん、いずれにしてもこれによって郵便局との縁は切れました。さらばです。
 結論、海外との取引を行うなら、クレジットカードを作りましょう。PAYPALでも使えるしね。
 それにしても郵政公社よ、どこにそんなに手数料が必要なんだ?端末打っているだけにしか見えないんだが・・・

(6)に続く・・・

CobbMeconopsis.jpg (3)からの続き・・・

 前述の”The Seed Search”では貴重な情報を入手できました。RHS以外にも色々な園芸団体があり、山野草やロックガーデン、寒冷地植物に特化した団体もいくつかありました。これらはすべて会員向けに種子配布を行っており、私もいくつかの団体の会員になりました。その中のAGS(Alpine Garden Society)は山野草グループの代表的な存在で、メコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の種類もひじょうに豊富で、さらにガーデン・エキスパートという方が会員の質問に答えてくれる制度も魅力的でした。
 そのガーデン・エキスパートにメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の栽培に関するアドバイスをもらうために手紙を書きました。数週間後返事が届きました。その中には、絶版になっていて手に入らなかったメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の本が同封されていたのでした。
「いろいろ書くよりも、この本を読んでみてください」
 この本、期待に違わず素晴らしい本でした。栽培法はもちろん、青色以外にも数十種類あるメコノプシスの違い、自生地の環境が事細かに書かれていました。まだまだ技術的には未熟ですが、成功させるためのエッセンスは吸収できたと思います。
 これらの資料により、何とか取引ルートは確保できましたが、実際の取引となるとなかなかふんぎりが付きませんでした。その不安の一つが言葉の壁です。注文が正確に伝わるのか。取引規定をきちんと理解できているのか。次の不安は送金方法です。取引は前払いが原則なので、荷物が届かなかったときの対応はどうすべきか。この二点が最大の懸案事項でした。
 
(5)に続く・・・

JaceDrake.jpg(2)からの続き・・・

 ともかく、カタログの請求のために手紙を書きまくりました。
 内容はメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の種子がほしい旨。日本に発送してくれるのかどうかの確認。切花でおすすめの花があったら教えてほしい旨についてです。英文の手紙を書くのは初めての経験で、文面は図書館から英文手紙の書き方などを借りてきて、定型の言い回しを真似たりしました。
 二週間ほどしてairmailが我が家に届きました。ドキドキして封を切ると中にはあるナーセリーのカタログが入っていました。中を読むと、たくさんのメコノプシスが記載されています。価格を見るとかなり高い。コリャダメだ!と思ったら、種子ではなく苗の値段でした。このナーセリーは種子ではなく苗を販売しているところだったようです。
 次に到着したairmailは中に手紙が添えてありました。それもメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の種子と共に・・・。手紙にはメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の栽培に関するアドバイスと種子の輸出はしていない旨が書かれていました。きっと、切手券を同封しておいたので、その分(といっても随分多めだけど)、種を入れてくれたんですね。この時は感激いたしました!
 その後も、いくつかのナーセリーや種苗会社からカタログが届きました。まったく梨のつぶてのところもいくつかありましたが、種子を手に入れられる種苗会社も判明しましたし、何よりも種子を手に入れてしまったのでした。

 (4)に続く・・・

PlantFinder.jpg (1)からの続き・・・

ここでPlant Finderについて少しだけ紹介させていただきます。
 Plant FinderとはRHSが毎年発行している種苗入手先リストです70,000品種、700以上のナーセリーを網羅しています。この本の特徴は1000ページほどの中に写真やイラストが一切ないことです。つまり、植物の学名がアルファベット順に整列し、そのそれぞれについて販売しているナーセリーが掲載されているだけの本です。また、ナーセリーの紹介のページを見ればそれぞれの取り扱い品目や特徴が明記されているので、海外発送可能かどうかも分かるようになっています。英国内での活用が主なので、英国のナーセリーが中心ですが、一部EU内のナーセリーも掲載されています。言い忘れましたが、これは会員向けに配布しているものではなく、書籍として売られているものです。日本でも洋書を扱っている書店やAmazonで買えます。
PlantFinder2.jpg 
 英国は18世紀から各地にプラントハンターを派遣し、様々な植物を収集しました。自国には固有の植物が少ないにもかかわらず多くのナーセリーがあり、世界中の植物が栽培され、取引されています。ただし、それは自国内の消費が主であり、園芸文化のレベルの高さが伺えます。そういう意味でPlant Finderはまさに“園芸大国”英国の象徴ともいえる本だと思います。
 一部難点といえば、この本は苗や球根が中心に書かれているので、種子だけを手に入れたい場合は情報が少し不足していることでしょうか。以前はそれを補うために”The Seed Search”という種子を取り扱っているナーセリーを検索する本があったのですが、今は廃刊になっています。
 現在はインターネットが普及して、種苗会社やナーセリーは独自にサイトを作り、宣伝や検索もできるようになっていますから、毎年発行するような本は情報鮮度やコストの洗礼をもろに受けてしまったような感じです。

 (3)に続く・・・

scabisowing.jpg 今日からパートさんが来て、スカビオサの播種をしました。今週は種まきウイーク。いよいよシーズン開幕です。
 とはいえ、外はまだまだ雪がたくさん残っています。今日はあいにくの曇り空で、風が強い一日でした。まだまだビニルをかけられそうにもないし、しばらくは仕事の段取りに苦労しそうです。
 スカビオサのタネは莢付きのため、種としては大きい部類に入るものです。播きやすいのですがタネが高価なのが難点です。
 

TheGarden.jpg RHSという団体をご存じですか?
 Royal Horticultural Society(英国王立園芸協会)の略称で、いわば園芸の総本山的な組織である。RHSガーデンでの展示や試験研究、会誌の発行、講演会の主催、Plant Finderを初めとする各種出版物の発行、園芸資材の販売等を行っている団体です。会員制の組織で、会員になると毎月英国本部から会誌(THE GARDEN)が送付され、日本支部(RHSJ)からTHE GARDENの日本語訳要旨付きの独自の会誌も送付されます。
 私もRHSの会員ですが、会員になった最大の理由は年一回無料種子配布が受けられることでした。現在は植物検疫手数料等で10ポンドの手数料が必要になってしまいましたが、1000品種の中から好みの品種を25種、手に入れることができるのです。
 初めはメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の種子を手に入れたくて会員になったのですが、入会して二度目に送付された会誌にそのメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の特集記事がありました。なんてラッキーなんだろうと思い、辞書を片手に日本語に訳したものでした。そこには栽培方法の他、種子の入手先として、いくつかの英国のナーセリー(種苗会社)が記載されていました。当時(1998年)はインターネットというものは我が家に存在するはずもなく、海外とのやりとりは手紙かFaxしかありませんでした。英国との手紙のやりとりはさすがに躊躇していました。
 そんなときにRHSJの会誌に”海外からの種子・苗の入手について“という記事があり、まさに渡りに船でした。そこにはカタログを請求する際のアドバイスの他、無料種子提供をしてくれる団体や種苗会社が紹介され、さらに入手先を調べたいならPlant Finderを参考にしなさいと書かれていました。Plant FinderをRHSから入手し、メコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の種子が入手できるナーセリーや団体に片っ端から手紙を書きました。

(2)へ続く・・・

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