生産者の喜び

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miurayuichiro.jpg 1999年に初めて開花に至ったものの、その後2000年、2001年と連続してメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)は微笑んでくれませんでした。
 しかし翌年の2002年、辛抱が報われる瞬間が訪れました。前年から順調に苗が育ち、大株に育ったメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)がその年の開花を待ち望んでいました。そして5月中旬から開花し、下旬から切り花出荷を始めました。
 6月7日に出荷したメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)に関して出荷先市場から電話がかかってきました。

(クレームか?)と一瞬思いましたが、話を聞いてみると違っていました。
「買ってくれた花屋さんが、メコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)をすごく喜んでくれている。できれば圃場を見てみたい」という電話でした。

 6月18日に市場担当者が花屋さんとともに来場しました。
 話を伺うと、そのメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)は、三浦雄一郎氏がヒマラヤの8000m峰チョー・オュー 山(8201m)に登頂成功し、当時8000m峰登頂の世界最高齢の記録(69歳6ヶ月)を作ったお祝い・報告会に使われたのでした。
 その席上、テーブル花として使われていたメコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)のことが取り上げられ、会の盛り上げにも一役買った格好になり、花屋さんも大喜びだったようです。
 その気持ちを伝えたいのと、どんなところで作られているのか一度見てみたいとのことで来場されたのでした。

 自分で生産した花がどこでどのように使われ、どう喜んでもらえているのかを、具体的に知ることができたのは初めての経験でしたし、これからも頑張るぞ!と決心した瞬間でもありました。

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コメント(2)

こういうのってすごい嬉しいですよね(*^▽^*)/
生産とは違うかもしれないけどSite書いてても、良きにしろ悪しきにしろ感想などをいただけるのも同じような感覚かなぁって思います。
Ranも感想をいただけるよう興味を示していただけそうな話題はないかと日々Netを徘徊していますがなかなか毎日ネタが見つからなくて...(笑)
NEWS系のSiteさん達ってすごいなぁっていつも思いますよ。

そうなんです。こういう事のために農業やっているようなものです。
でも、人に喜んでもらうということは、自分でもわくわくしたり、ドキドキするものじゃなきゃいけないんですよね。マンネリが一番の敵ですね。

ネタに関しては皆同じ悩みを抱えているようですね。

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このページは、宮下勇作が2006年4月16日 08:12に書いたブログ記事です。

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